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暮らし情報 第7回:日本のお正月は「お雑煮」ではじまる。

 
暮らし情報:お雑煮の雑学をご紹介
 
お雑煮の歴史

お雑煮は、神様への信仰とともに古くから伝わる儀礼食で、室町時代の文献にも記述が見られる歴史的な食文化です。むかしから人々は神棚に供えたご飯やお餅を下げると、それに肉、魚、野菜などを加え、鍋で煮て食べていました。

日本は稲作地帯でしたから、神棚へのお供えも保存のきくお餅が主流でした。しかし畑作地帯では蕎麦、小麦、芋などがその代役を務めました。そうした地域ではお雑煮も姿を変え、多彩な食文化をかたちづくっています。

大晦日、神様に1年の感謝を捧げ、ご飯や餅をお供えし、元旦の朝にそれを下げ、家族でいただく。いつしかそれがお正月の習慣となりましたが、現在ではお供えをお雑煮にすることはあまりありません。しかし、お供えのお餅を鏡開きでおしるこにすることは今でも広く行われています。

何気なく食べているお雑煮ですが、このように本来は神様に捧げた食物をありがたく頂戴するもの。清らかな気持ちで、感謝をこめていただきましょう。

 
日本各地のお雑煮

稲作地帯で広まったお雑煮だけに、もともと北海道と沖縄にはお雑煮を食べる習慣がありませんでした。さすがに今は北海道でも食べるようになりましたが、沖縄にはいまだに雑煮というものはないそうです。 北海道と沖縄を除く日本各地で、お雑煮はいろいろな表情を見せてくれます。それは、その土地の特産品や文化の影響を色濃く残し、ふるさとの味となっています。以下に代表的な例をあげてみましょう。
暮らし情報:お雑煮 暮らし情報:お雑煮
暮らし情報:お雑煮 暮らし情報:お雑煮



角餅(のし餅)、丸餅のいずれかが使われます。関東地方は角餅、関西地方は丸餅が主流になっています。丸餅は角がないため「福徳円満」の縁起ものとして尊ばれています。一方、角餅は活きの良い江戸文化の名残りで、のし餅を手っ取り早く切ってどんどんつくる勢いが感じられます。気質の違いがお餅のかたちにも影響しているといったところでしょうか。



地域はもちろんのこと、個々の家庭によっても、お雑煮に入れる具は千差万別です。シンプルなものではお餅と鶏肉と三つ葉だけという例もあり、豪華なものでは海産物と野菜が豊富に入ったものなどもあります。海産物はサケ、イクラ、エビ、ホタテ、カキ、ノリ、コンブなど、その土地で収穫されるものが使われます。野菜ではネギ、大根、人参、里芋などに人気があります。



関東と東北の“しょうゆ仕立て”、関西の“白味噌仕立て”、西日本の“おすまし仕立て”が代表的ですが、なかには“小豆汁”といった珍しいお雑煮もあります。いろいろな味のお雑煮を楽しむのもひとつの方法ですが、こうした汁の好みは子どものころから食べているものが自然に身についてしまい、大人になってから違う味付けのお雑煮を食べると、何か違和感を感じてしまいます。結局「毎年わが家のお雑煮は同じ」というところに落ち着きます。人の味覚というのは面白いものですね。

参考リンク:役に立つお雑煮レシピサイト http://cookpad.com/category/1533

 
地元の特産品でお雑煮をつくろう

ラビングホームのある所沢は、むかしむかし「とろろ芋のとれる沢」だったそうです。それで「とろろさわ」と呼ばれるようになり、いまでは「ところざわ」になりました。このあたりは深い森で、もともと稲作のできる場所ではなかったため、所沢独特のお雑煮というのは残念ながら見当たらないようです。

しかし、うどんやおだんごが盛んにつくられた土地柄ですので、それらを使った新しい個性的なお雑煮があってもよいのかもしれません。たとえば地元特産の「深井醤油」で作ったしょうゆ汁に、鶏肉、大根、人参、そして名産のとろろ芋を入れ、焼きだんごを浮かべてみるとか。意外な郷土料理風お雑煮が完成するかもしれません。

みなさんのご家庭でも、今年の年末年始は、地元の特産品を使ったお雑煮を考えてみてはいかがでしょうか。
きっと楽しいですよ!