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平成27(2015)年1月7日(水)午前10時から12時まで、所沢航空記念公園にて「埼玉西部消防局・所沢市消防出初式」が開催されました。この日は前日の雨も上がり、寒さは厳しいながらも、曇りときどき晴れという天候に恵まれました。出初式は第1部が「式典の部」、第2部が「訓練の部」で、多くの市民が観覧に集まりました。
 
消防団車両による一斉放水や鳶職による昔ながらのはしご乗りが披露された
消防団車両による一斉放水や鳶職による昔ながらのはしご乗りが披露された

 
厳粛な式典からはじまる出初式
出初式は定刻どおり午前10時より開始され、開式の辞、国歌斉唱につづき、消防局職員や消防団員が一糸乱れぬ隊列を組むなか、市長、主催者、来賓などの挨拶がありました。
 
式典の部では地域防災の責務などが語られた
式典の部では地域防災の責務などが語られた
 
緊張感あふれる訓練の部
午前10時35分からは訓練の部。最初は「徒列分列行進」が行われ、消防音楽隊の演奏に乗って消防局員、消防団員が胸を張ってメインストリートを行進しました。行進のなかには幼年消防クラブの保育園児によるかわいい鼓笛隊(泉町保育園・双実保育園)も見られました。
 
(左)レスキュー隊の行進 (右)双実保育園の鼓笛隊
(左)レスキュー隊の行進、(右)双実保育園の鼓笛隊
 
行進の次は救助基本訓練の部隊行動が披露されました。日常の鍛練の様子や、機材を使った訓練が観衆の目の前で展開され、一糸乱れぬ見事な連携に賞賛の拍手が湧き起こりました。
 
消防隊員は日常的に身体を鍛練している・見事な連携で防災力をアピール
(左)消防隊員は日常的に身体を鍛練している (右)見事な連携で防災力をアピール
 
次は注目の車両分列行進です。埼玉西部消防局と所沢市消防団が擁するポンプ車、はしご車、救急車などが威風堂々のパレードを行いました。圧倒的な機動力を感じさせる迫力の車両群に、集まった子どもたちも大歓声を上げていました。
 
消防車

そして午前11時15分、消防出初式の花形である「はしご乗り」の時間がやってきました。伝統の妙技を披露してくれたのは所沢鳶組合の鳶職たち。風も少々あるなか、緊張で息も詰まる演技が見られました。この「はしご乗り」は三間三尺(約6メートル)の青竹に14段の小骨(桟)を付けたはしごの上で演技されるもの。高所にもかかわらずいろいろな姿勢で古式ゆかしい技が決まるたびに歓声と拍手が起きていました。
鳶職による伝統的な「はしご乗り」の妙技
鳶職による伝統的な「はしご乗り」の妙技

「はしご乗り」の興奮も冷めやらぬ11時35分、クライマックスの「消防活動訓練」が始まりました。これは広場に建てられた雑居ビルを想定した建物で火災が発生したという設定で、消防署および消防団が協力して消火活動にあたる訓練です。サイレンを鳴らして駆けつけるポンプ車やはしご車、あっという間に設営される現場本部や救護所、そして放水や救護活動にあたる隊員たちの機敏な行動を観衆は真剣な眼差しで見つめていました。
 
本番さながらの消火活動が展開された
本番さながらの消火活動が展開された
はしご車による消火・救護活動、現場近くに設営された救護所
(左)はしご車による消火・救護活動 (右)現場近くに設営された救護所
 
雑居ビルが鎮火すると同時に、所沢市消防団の消防車10台による一斉放水が行われました。この時、上空には埼玉県防災航空隊のヘリコプターも飛来し、低空で旋回しながらアナウンスなどが行われました。
ヘリも参加・消防団車両による一斉放水
(左)ヘリも参加 (右)消防団車両による一斉放水
 
出初式の歴史と埼玉西部消防局
消防出初式は、明暦3(1657)年の大火で焦土となった江戸の人々を奮起させるため、幕府の老中稲葉伊予守正則が万治2(1659)年に上野東照宮で「出初」を催したのが起源とされています。ということは今年まで356年の伝統があることになります。ただし歴史のなかで次第に儀式化し、現在の出初式のかたちになりました。

今回出初式を実施した埼玉西部消防局は、所沢市消防本部、狭山市消防本部、入間市消防本部、埼玉西部広域消防本部が合併して平成25(2013)年4月1日に誕生した組織です。管轄する地域の人口は約79万人。消防署数は5署・14分署あり、職員数は約860名、配備車両は消防車53台、救急車25台です。出初式で見たような消火活動だけでなく、火災予防や災害対策など、地域の安全・安心をめざして日々業務に邁進しているとのこと。凛とした空気がながれる出初式を見て、いやがおうにも防災意識が高まりました。
 
(取材・文・写真/イワタハルユキ)